■(ネタバレ有)『相棒Eleven』第05話を観ました。
今週もそうでしたが、今期の『相棒』は結構ライトなスタンスというか、胃にもたれる感のある重たーい話が少なくて、視聴している分には気軽に観られるのが良いですね。
『こんなの『相棒』じゃない!』という方もいらっしゃるかも知れませんが、でも『亀山相棒』の時は、こういう話も結構多かったんですよ。
今後もこのくらいの比率で行ってくれると、気軽に楽しんで観られるかな、と思っています。
さて、五話のもうちょい細かめな感想などは、続きからどうぞ。
今話は、四話と違ってライトなノリに戻った(?)感じの話でした。
ただ話のネタ的には、伝説の『ボーダーライン』と同型でしたね。
まあ『ボーダーライン』の方では誰も助けの手を差し伸べてくれませんでしたが、こちらでは運良くNPO法人の職員に拾って(?)もらう事ができた訳で、その点では悲劇性はかなり希釈されていました。
ゲストの『滝浪正輝』も、かなりコミカルなキャラとして描かれていましたので、重い話にするつもりは無かったろうな、とは最初から思っていました。まあ、そこから大逆転、という可能性もあったでしょうが、結果的には初感通りの話で、一安心です。
まあ、『ひょっとしたら誰も死なない話かな?』という予感までは外れて、きっちり死人は出てしまいましたが……
中身的には、本物の『滝川正輝』が『名前を売った』相手である『滝川正輝』から自分の名前を取り戻そうとして、偽物の『滝川正輝』の家を盗聴していた所、偶然宝石強盗の計画を知ってしまい、その宝石を横取りしようと思ってしまった所、婚約者(で良いのかな?)に見つかってしまい、ちょっとした喧嘩の末に石段から突き落とされる形で転げ落ち、そこを目撃された上に救急車で運ばれ、どちらの『滝川正輝』にとっても計画に綻びが生じていったという感じでしょうか、時系列的には。
話はややコミカルでしたが、結構色々複雑な関係性でした。纏めるのが面倒くさいくらいに(笑)
でも中々に良く出来ていたのではないかな、と思います。
しかし話の片側のキモである『宝石強奪事件』に関与していた警備員、ある意味においては自業自得ですが、若干ながら『殺され損』でもありましたね。まあ彼が殺されたからこそ、今回のからくりが解けやすくなった訳ですが……
そして同じく『殺し損』になった『名前を買った滝川正輝』。短絡的ですね。宝石を持ち逃げされたと勘違いしたのは仕方ないにしても、片棒担いだ相手をあっさり殺した挙げ句に、時間がない訳でもなかったのに重大な証拠を残したまま逃走するとか、今までよく捕まりませんでしたね……余程幸運に恵まれていたのでしょうか。
で、今回のキーパーソンである『本物の滝川正輝』。
どうやら、お金関係で身を持ち崩して未就労者になってしまい、一時の金銭欲しさに名前を売ってしまったという事らしいですが……世間はどう見るんでしょうね、彼の事を。
私的には『浅慮であった事には間違い無い』と思いますが、しかし『明日生きるには今日生き延びねばならない』という状況まで陥った事がないので、それがどれ程大変な事かは想像する事しかできません。無論そんな理由で罪が消える訳ではないですが、ちょっとくらいその過酷な状況を想像してみてから口を開いてみても良いんじゃないかな、と思います。飽食の日本人には難しいかも知れませんが……
ま、盗聴まではまだしもとして、強盗の横取りをしようとしてしまった事については、庇い立てするのは難しいと思いますけどね。それこそ当初の目的通り、その話を警察にタレ込めば良かった訳ですから。
性根は真っ直ぐというか、素直な気質の持ち主の様なので、どうかちゃんと更生して欲しいですね。そしていずれ再登場というのも、面白いかも知れません。
以下、小ネタ集など。
●「知らないんですか。『JK』は『女子高生』の意味ですよ」(by.米沢さん)
私も知らなかった(笑)そうか、ネットに我が物顔で巣くっている一部の阿房共が嬉しそうに連呼してたのは、そういう意味だったからなんですね……
●「なんでなんで~。何で警察?」(by.『本物の』滝川正輝)
リピートはまだしも、何でこんなアクセントなんだろう? 軽く『オネエかあんた』と思ってしまいました。
単発で終わったらともかく、結構使用頻度高かったので気になりました。
●「いえ、僕が不思議だと言ったのは、君の言語感覚です」(by.右京さん)
確かにこのケースで『逆』という言葉を使うのは、厳密に言うとおかしいのですが、しかし私も既に慣らされてしまったというか、やや近似のケースでは使う事もあるかもしれないと思い、この指摘にはちょっと新鮮なものを感じました。
また『小説家志望の癖に、こんな誤った日本語を許容していたとは何事か。這いつくばって泥を舐めながら日本語に向かって土下座しろ糞野郎』と言われますかね?
●殺害現場で芹沢くんによる、特命係への状況説明。
普段では、こういう役割は米沢さんの仕事だったので、ちょっと新鮮でした。部屋へ訪れて事件の概要を説明する、という事は結構ありましたが、芹沢くんの口からとは言え現場で特命係の二人に向かって現状を説明するという事は中々無かったと思うので。
●前回に引き続き、特命係の部屋でトリオ・ザ・捜一への状況解説。
ホワイトボードで教鞭片手に、右京さんとカイトくんがトリオ・ザ・捜一に解説するシーン、今回もありました。
捜一への解説シーンではありますが、何気に視聴者への解説でもありますよね。
私的には大して複雑な状況ではありませんでしたが、こうして纏めてくれるというのは有り難いかもです。
●見事、偽物の『滝浪正輝』を捕まえらえた芹沢くん。
今までだと、こういうシーンでは殴り飛ばされたりしてあっさり突破される芹沢くんですが、今回は相手を見事に捕まえてみせました。結構レアなシーンではないでしょうか(笑)
まあ次回予告だと、またぶっ飛ばされて逃げられかける役回りのようですが……
次回は一週お休みで、11/21放送らしいです。
なにやら次はヘヴィな話になりそうな感じがしますが……
せめて後味良い感じで終わってくれると良いのですが。
『こんなの『相棒』じゃない!』という方もいらっしゃるかも知れませんが、でも『亀山相棒』の時は、こういう話も結構多かったんですよ。
今後もこのくらいの比率で行ってくれると、気軽に楽しんで観られるかな、と思っています。
さて、五話のもうちょい細かめな感想などは、続きからどうぞ。
今話は、四話と違ってライトなノリに戻った(?)感じの話でした。
ただ話のネタ的には、伝説の『ボーダーライン』と同型でしたね。
まあ『ボーダーライン』の方では誰も助けの手を差し伸べてくれませんでしたが、こちらでは運良くNPO法人の職員に拾って(?)もらう事ができた訳で、その点では悲劇性はかなり希釈されていました。
ゲストの『滝浪正輝』も、かなりコミカルなキャラとして描かれていましたので、重い話にするつもりは無かったろうな、とは最初から思っていました。まあ、そこから大逆転、という可能性もあったでしょうが、結果的には初感通りの話で、一安心です。
まあ、『ひょっとしたら誰も死なない話かな?』という予感までは外れて、きっちり死人は出てしまいましたが……
中身的には、本物の『滝川正輝』が『名前を売った』相手である『滝川正輝』から自分の名前を取り戻そうとして、偽物の『滝川正輝』の家を盗聴していた所、偶然宝石強盗の計画を知ってしまい、その宝石を横取りしようと思ってしまった所、婚約者(で良いのかな?)に見つかってしまい、ちょっとした喧嘩の末に石段から突き落とされる形で転げ落ち、そこを目撃された上に救急車で運ばれ、どちらの『滝川正輝』にとっても計画に綻びが生じていったという感じでしょうか、時系列的には。
話はややコミカルでしたが、結構色々複雑な関係性でした。纏めるのが面倒くさいくらいに(笑)
でも中々に良く出来ていたのではないかな、と思います。
しかし話の片側のキモである『宝石強奪事件』に関与していた警備員、ある意味においては自業自得ですが、若干ながら『殺され損』でもありましたね。まあ彼が殺されたからこそ、今回のからくりが解けやすくなった訳ですが……
そして同じく『殺し損』になった『名前を買った滝川正輝』。短絡的ですね。宝石を持ち逃げされたと勘違いしたのは仕方ないにしても、片棒担いだ相手をあっさり殺した挙げ句に、時間がない訳でもなかったのに重大な証拠を残したまま逃走するとか、今までよく捕まりませんでしたね……余程幸運に恵まれていたのでしょうか。
で、今回のキーパーソンである『本物の滝川正輝』。
どうやら、お金関係で身を持ち崩して未就労者になってしまい、一時の金銭欲しさに名前を売ってしまったという事らしいですが……世間はどう見るんでしょうね、彼の事を。
私的には『浅慮であった事には間違い無い』と思いますが、しかし『明日生きるには今日生き延びねばならない』という状況まで陥った事がないので、それがどれ程大変な事かは想像する事しかできません。無論そんな理由で罪が消える訳ではないですが、ちょっとくらいその過酷な状況を想像してみてから口を開いてみても良いんじゃないかな、と思います。飽食の日本人には難しいかも知れませんが……
ま、盗聴まではまだしもとして、強盗の横取りをしようとしてしまった事については、庇い立てするのは難しいと思いますけどね。それこそ当初の目的通り、その話を警察にタレ込めば良かった訳ですから。
性根は真っ直ぐというか、素直な気質の持ち主の様なので、どうかちゃんと更生して欲しいですね。そしていずれ再登場というのも、面白いかも知れません。
以下、小ネタ集など。
●「知らないんですか。『JK』は『女子高生』の意味ですよ」(by.米沢さん)
私も知らなかった(笑)そうか、ネットに我が物顔で巣くっている一部の阿房共が嬉しそうに連呼してたのは、そういう意味だったからなんですね……
●「なんでなんで~。何で警察?」(by.『本物の』滝川正輝)
リピートはまだしも、何でこんなアクセントなんだろう? 軽く『オネエかあんた』と思ってしまいました。
単発で終わったらともかく、結構使用頻度高かったので気になりました。
●「いえ、僕が不思議だと言ったのは、君の言語感覚です」(by.右京さん)
確かにこのケースで『逆』という言葉を使うのは、厳密に言うとおかしいのですが、しかし私も既に慣らされてしまったというか、やや近似のケースでは使う事もあるかもしれないと思い、この指摘にはちょっと新鮮なものを感じました。
また『小説家志望の癖に、こんな誤った日本語を許容していたとは何事か。這いつくばって泥を舐めながら日本語に向かって土下座しろ糞野郎』と言われますかね?
●殺害現場で芹沢くんによる、特命係への状況説明。
普段では、こういう役割は米沢さんの仕事だったので、ちょっと新鮮でした。部屋へ訪れて事件の概要を説明する、という事は結構ありましたが、芹沢くんの口からとは言え現場で特命係の二人に向かって現状を説明するという事は中々無かったと思うので。
●前回に引き続き、特命係の部屋でトリオ・ザ・捜一への状況解説。
ホワイトボードで教鞭片手に、右京さんとカイトくんがトリオ・ザ・捜一に解説するシーン、今回もありました。
捜一への解説シーンではありますが、何気に視聴者への解説でもありますよね。
私的には大して複雑な状況ではありませんでしたが、こうして纏めてくれるというのは有り難いかもです。
●見事、偽物の『滝浪正輝』を捕まえらえた芹沢くん。
今までだと、こういうシーンでは殴り飛ばされたりしてあっさり突破される芹沢くんですが、今回は相手を見事に捕まえてみせました。結構レアなシーンではないでしょうか(笑)
まあ次回予告だと、またぶっ飛ばされて逃げられかける役回りのようですが……
次回は一週お休みで、11/21放送らしいです。
なにやら次はヘヴィな話になりそうな感じがしますが……
せめて後味良い感じで終わってくれると良いのですが。
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